長野県下伊那郡松川町の英会話スクール「ミシガン国際学院」。小学生英語、中学生英語、高校受験、大学受験、TOFEL、TOEIC、英検対策、英会話を英語教育の経験豊かな学院長が教えます。数学、国語、社会の授業も、独自の教育手法で人気の学習塾です。松川小学校や松川中学校至近。見学自由、少人数の個人塾です。

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Michigan Journal 2024

2024年02月13日

国際基準で見た日本人の英語力・衝撃の世界ランキング!~

スイスに本部のあるEFエジュケーションファースト社が毎年発表している「EF EPI英語能力指数ランキング」の2023年版が昨年11月に発表されました。

 

実施した113国・地域の英語ランキングで日本は87位。2022年版の80位よりさらに7ランク低下した形になります。アジア地区の23の国の中でも15位。こちらも前年より下げた形になります。ちなみに語学的ハンディでは語順や発音のハンディがほぼ同等と思われ大学受験競争も日本以上の隣国の韓国は世界ランキング49位です。今回の受験の性別は女性55%、男性45%と女性が少し多め、年齢は99%が60歳未満、中央値が25歳と若い世代を中心に出た結果というのが問題です。日本の国際的経済力や国際舞台での存在感の低下が取り立たされていますが、この年々低下していく日本人の英語力も一因なのではと思われます。

       

私も月一度は東京に行くことが多いのですが、定番の「英会話カフェ」に行くまでもなく、インバウンド効果か東京はどこもかしこも外国人観光客。田舎のお上りさんの私でさえ、地下鉄のホームにいると英語で駅へのルートを聞かれたりします。最近はビジネスホテルや店のスタッフ、新宿辺りだと見回りのセキュリティの人まで外国人だったりします。そんな国際化の加速する環境の中で、この流れに逆走するような結果をどう捉えるべきでしょうか。

ここ10年ほどで日本の英語教育も小学校英語も本格導入、公立の中学校では教科書も改訂版で語彙量も文法の量もレベルも格段に上がりました。高校の進学校では、ほぼ毎週、大手の受験予備校主催の模試もあり当然、英語は最重要科目の一つで毎回受験もしています。また、タブレット機器なども生徒一人に一台で英語のリスニングなどいつでもどこでも練習できる20年前では考えられない恵まれた英語学習環境なのに年々落ちていく英語技能力。結局、こういった一見、進化し強化しているような英語教育は実は的外れなのではと疑問を持たざるを得ません。

以前、書いたことがありますが、英語を非英語圏の自国の先生が自国語で英語を説明して英語を話すのは教科書のフレーズを読むとき位、みたいな授業をしているのは日本だけではないでしょうか。私もアメリカ時代、英語学校に在籍していたときはクラス内で母国語を話すと罰金を課せられるクラスもあったほどで英語は鍛えられました。

現状の改善には単純な話しで中学校以降は英語の時間は最低週一は学校に配置されている英語圏から来ているALT(アシスタント語学講師)に日本語禁止&英語のみで授業を行うくらいの徹底さが公立学校のレベルでも必要かと思います。私自身の経験から要は、生活環境が英語に囲まれてない場合、その位の徹底した覚悟を持たないと英語力向上は不可能です。そう考えると英語は将来的に「やりたい人が学習する」選択科目に移行するのが理想的かもしれません。

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